せとうちビジネスインキュベーション連絡会 in 滋賀 開催レポート

 

2025年6月13日と14日の2日間にわたり、「せとうちビジネスインキュベーション連絡会 in 滋賀」を滋賀県大津市(コラボしが21)で開催いたしました。大分県や福岡県、岡山県など遠方からもご参加いただき、総勢27名の皆様にお集まりいただきました。本レポートでは、連絡会の様子とその成果をご報告いたします。


1日目:滋賀県産業支援プラザでの学びと交流

連絡会の初日は、「コラボしが21」の3階会議室を会場とし、午後からプログラムを開始しました。


まず、滋賀県産業支援プラザ角谷CMより、Bizbaseの取り組みについてご報告いただきました。地域におけるインキュベーションの役割やその重要性、そしてBizbaseがどのように地域ビジネスを支援しているのか、具体的な活動内容を詳しく知ることができました。その後、同プラザが運営する施設の見学を実施。4階の「創業プラザ滋賀」と1階の「BizBase(ビズベース)」を巡り、具体的な創業支援やコワーキングスペースの現場を肌で感じていただきました。


特に印象的だったのは、Bizbaseをご利用されている「笑顔の女神ぶんぶん」さんへの利用者インタビューです。実際の利用者様の生の声を聞くことで、インキュベーション施設が提供する価値や、それが地域ビジネスに与える好影響について、より深く理解を深めることができました。


会議室に戻り、参加者全員による情報交換会を実施しました。それぞれの事業内容や課題、今後の展望などについて活発な意見交換が行われ、参加者同士の新たなつながりを築く貴重な機会となりました。


夜は場所を移し、懇親会を開催しました。終始和やかな雰囲気の中で交流が深まり、「インシュベーション(inshubation)」という言葉がまさにぴったりの、熱気あふれる夜となりました。


2日目:地域活性化を牽引するイノベーション事例


連絡会の2日目は、全て午前中に集約されたプログラムで、地域におけるユニークな取り組みを学ぶため訪問しました。

サンシャインベースでは、公園の利用者を大幅に増やした具体的な「仕掛け」について詳しくお話を伺いました。地域資源を最大限に活用し、人々の交流を生み出す工夫は、参加者にとって大きな示唆を与えたことでしょう。

イマジンパーク事業は、その取り組み自体がまさに「インキュベータそのもの」と表現できるほど、参加者一同、強い感銘を受けました。さらに、イマジンパークに入居されているジェラートショップ「FUSE」さんにもインタビューを行い、地域との連携や、施設が提供する場を活用して事業を成長させている具体的なお話をお聞きすることができました。


連絡会を終えて

今回の「せとうちビジネスインキュベーション連絡会 in 滋賀」は、参加者の皆様にとって、新たな知識やビジネスのヒントを得るだけでなく、地域を超えた貴重なネットワークを構築する場となりました。

2日間にわたる濃密なプログラムを通して得られた学びや気づきが、今後の各地域のビジネスインキュベーション活動のさらなる発展に繋がることを確信しております。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今後も、せとうちビジネスインキュベーション連絡会は、地域活性化と新たなビジネスの創出に貢献できるよう、活動を続けてまいります。

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役員改選


第11回定例会時に行われた役員改選により新体制で運営します。


会長 :松井 繁典

役 員:櫻木 祐宏、山本 裕司、石嶺 一樹、舩越 英之、福井 瞳

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第11回 せとうちBI連絡会 定例会in大阪

 2024年11月15日、16日

せとうちBI連絡会が、大阪産業局が運営する「MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)」と「OIH(大阪イノベーションハブ)」において開催されました。


ものづくりのまち東大阪市に設置されているMOBIOでは奥田さんを中心にOIHから今年異動された石嶺さんも加わり、ものづくり企業の魅力発信やものづくり企業の起業支援をされています。MOBIOでは常設展示場があり、来場された方々に対して、コーディネーターが展示されている企業の特徴や強みを説明するという手厚いサポートがなされています。

インキュベーション施設に入居されている方々に対して、技術的な相談など専門的な分野に関してはよろず支援拠点コーディネーターとも連携してサポートをされています。



大阪の中心地、大阪駅に隣接されているOIHでは企業にチャレンジしたい方の支援からスケールアップしたい事業者に向けての様々なアクセラレーションプログラムがあります。

つい先日までOIHに所属されていた石嶺さんから全体の概要について、大阪トップランナー育成事を担当されている芳村さんからも事業の特徴についてお話しいただきました。

両施設ともに、施設の提供だけでなくコーディネーターが寄り添って支援することを大切にされていました。



2日目は、近年関西を中心に盛況であるオープンファクトリーイベントの一つである「こーばへ行こう!」(東大阪市)に参加しました。

実際に工場を見せていただくだけでなく、従業員の方々が丁寧に加工内容や製造工程を説明してくれたり、社長が会社の想いや理念をお話ししてくれます。

このオープンファクトリーイベントは、参加者にとっては実際に見ることが少ない製造現場を見れるので大変貴重な機会となりますし、開放しているものづくり企業にとっては、地域の方々にものづくりの魅力を発信するための有効な取り組みであるとともに、会社で働く従業員がこのイベントに向けて一丸となっているようです。




参加者一同、ものづくり企業への支援を中心に貴重な学びを得ることができました。












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